免疫グロブリンとも呼ばれる抗体は 抗原に対する液性免疫反応において 重要な役割を持っています。これは非共有結合と共有ジスルフィド結合の組み合わせを介して 互いに結合した2つの同一の重鎖と 2つの同一の軽鎖が Y字の形になった 4つのポリペプチドからなる タンパク質です。各ポリペプチド鎖の先端には 抗原に選択的に結合する特有の可変領域があります。この領域の一部は直接相互に作用し 他の部分はこれらの結合部位の 構造的なサポートをします。その一方、定常領域と呼ばれる 抗体のステム領域は クラスに応じて特定の免疫作用機序を 決定します。例えば、タイプのひとつである免疫グロブリンEは 猫のフケなどといったアレルゲンに反応して体内に分泌され アレルギー反応を介在します。