科学的手法とは 疑問に答えるための 詳細で段階的なプロセスのことです 第一段階で観察を行います 例えば 科学者は ナメクジはキャベツをダメにしても ニンニクの近くのものは 荒らさないことに気づきます そうした観察により疑問が生じます ナメクジがキャベツ畑を荒らすのを 防止するのに ニンニクを使えるだろうか?質問をまとめた後 科学者は具体的で 検証可能な予測につながる 観察に対する仮説や 潜在的な説明を打ち立てます この場合はニンニクが ナメクジを撃退するという仮説で ニンニクの輪に囲まれたキャベツの植物は ニンニクの輪に囲まれていないキャベツよりも 被害が少ない という予測が生まれます 次の段階の実験では 仮説を排除することを意図した 一連の実験を通して アイデアが検証されます 実験の設定では変数を定義します 1つは独立変数で 検査される項目です この場合はニンニクの追加です もう1つの従属変数は キャベツにいるナメクジの数など 結果を見定めるのに 用いられる測定値を表します 加えてナメクジを 実験群と統制群に 分ける必要があります 統制群と実験群は 仮定の操作以外は ニンニクのないキャベツの区画と ニンニクにさらされているキャベツという 実験群と同じ状況に置かれます データを収集し分析した後 結論が出され 結果が他の科学者に伝えられます 新たな疑問が絶えず生じて このサイクルが繰り返されます