ゲルを用いた精製は電気泳動による分離後にDNA断片を回収するための手法です。アガロースゲルからのDNA回収には3つのステップ: シリカカラムへの結合、洗浄、溶出が踏まれます。DNAは高塩濃度存在下、塩橋を介してシリカに結合するとされています。結合に続き、DNAを洗浄し不純物を除去したら、低塩濃度下でこの相互作用を破綻させ溶出させます。
このビデオは、ゲルからのバンドの切り出し、ゲルの溶解、シリカカラムへの結合を利用した精製法などの一般的な手法を段階を追って説明しています。それに加え、ゲルからの精製をより確実にするためのヒント、例えばアガロースゲル電気泳動の際のマーカーあるいはラダーの使用など、をいくつか紹介しています。
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