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1.2:

科学的手法

JoVE Core
Química
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JoVE Core Química
The Scientific Method

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科学的方法は すべての 科学分野で採用されている 体系的なアプローチです 観察や質問 仮説の構築 実験の実施 データの解釈 そして 最後に結論の導出という 6つの主要なステップを 踏んで行うものです 科学的方法は 観察とその観察結果を 理解するための 質問から始まります 例えば フランスの化学者 アントワーヌ・ラヴォワジェは 燃焼現象を観察しました 彼は 何かが燃えると 何が起こるのかを理解するために ある質問を立てました 物質はどこに行くのか?科学的方法の第3のステップは 仮説を立て 問題となっている観察に対する 仮の説明を組み立てます 物質はどこに行くのか?という彼の質問に答えて ラヴォワジエは化学反応では 物質は生成も破壊されてもいない という仮説を立てました 優れた仮説はテスト可能であり また 検証可能です 私見可能な仮説とは 実験や観察によって確認できる 予測を立てるものです 実験によって反論できる仮説は 反証可能な仮説である 科学的方法の第4ステップは 実験とデータ収集です 実験とは 温度や 圧力 体積などの 制御された環境下で行われる 観察や測定のことです このステップでは 現実の世界が仮説によって 予測されたものとどれだけ 適合しているかを調査します 実験や観察には プロセスがどのように起こるかを 記述する定性的なものがあります 他のものは定量的なもので 測定またはプロセスについての 何かを定量化します ラヴォワジエは密閉された設定で 水銀を加熱することによって 彼の仮説をテストしました これは赤みを帯びた 物質の形成につながりました 彼の実験は定量的だったので 彼は慎重に反応物と 生成物の質量を 別々にだけでなく 閉じたシステム内で 記録しました 第5のステップは データの解釈と分析です 結果が仮説を支持するか 反論するかを評価し さらなる実験が 必要かどうかを評価します ラヴォワジェは 反応前と反応後の瓶と その内容物の合計質量が 同じであることを観察しましたが 赤い生成物の質量は 元の水銀よりも大きかったのです 最後のステップは 論理的な結論を導き 仮説を受け入れるか否かを 決めることです 結果が仮説を強く支持する場合 仮説は受け入れられます また 新しい質問をしたり 新しい実験を 行ったりすることで さらに検証を行ったり 洗練されたりすることもあります 彼の実験からは 瓶の全質量が 反応中に変化しなかったので 瓶の中の酸素が水銀と結合して 新しい生成物を形成していたと 結論付けました この物質は 現在は水銀(II)酸化物として 知られています この結論は 物が燃える過程では 物の総質量は変化しないという 質量保存の仮説を 強く支持するものでした しかし 仮説が反証された場合 科学者は失敗した実験を 参考にして新たな仮説を立て 新たな実験を 始めることができます 科学的方法を 一連のステップと見なしていても 新しい情報やアイデアがあれば そのプロセスのどの時点からでも 後戻りしてステップを 繰り返すことに なるかもしれません このように 科学的方法は 繰り返しのプロセスなのです

1.2:

科学的手法

化学は経験的科学です。 科学者は日常生活で化学を理解するために疑問を投げかけたり、これらの疑問に対する答えを求めたりすることがよくあります。 これを達成するために、科学者は「科学的方法」という一連の明確な手順を実行します。 このアプローチは、観察、疑問、仮説の構築、実験の実施、結果の分析、 そして結論からなります。  

観察と疑問

科学的手法の最初のステップは、物理的な世界で現象を観察することです。 次に、その現象をより理解するための疑問が出ます。 たとえば、「ただの水か、塩が入った水、どちらが速く凍るか」などです。

仮説

次のステップでは、特定の観察結果に対する説明を作成します。この一連の観察結果に対する暫定的な解釈を仮説と呼び、 観察された現象を理解するための指針となります。 たとえば、上記の質問では、塩を加えると水の凝固点が変化するという仮説があります。

科学者は、以前の研究や文献を使用して調査を開始し、実験で検証できる仮説を作成することがよくあります。 強力な仮説は、検証可能であり、かつ反証可能です。 正しいと証明できるものが検証可能と見なされ、正しくないと証明できるものが反証可能と見なされます。反証された場合、科学者は仮説を修正または破棄する必要があります。  

実験  

3 番目のステップは、仮説の妥当性を検証するための実験を設計し、実施することです。 実験とは、制御された条件下で実施される測定と観測のことです。 観察や実験の中には定性的なもの(プロセスがどう起こるか仕組みを説明するもの)と定量的なもの(プロセスに関する何かを測定または定量化するもの)があります。 海水仮説を検証するために、科学者は同量の水が入った2つのグラスを室温で用意します。 片方のグラスにスプーン1杯の塩を入れて、両方のグラスを冷凍庫に入れておきます。 各グラス内の水の状態は 15 分ごとに観察でき、各グラスの水が完全に凍結するまでの時間を記録します。  

実験のデザインは科学的な方法の重大なステップです。 特定の要因の影響を監視できるように、変動要因の数を制御するように注意する必要があります。  

結果の分析と結論

次のステップは、実験結果を分析し、これらの結果が仮説を実証できるかどうかを結論付けることです。 結論として実証できるのであれば、仮説は受け入れられ、新しい質問に答えるためのさらなる実験が行われる可能性があります。 仮説が間違っていることが証明された場合、新しい仮説を提案し、このプロセスが続きます。  

塩水の例では、結果は塩水が明らかに水より凍るまでに時間がかかるという結果が出ます。 これにより塩分を含んだ水は普通の水より凍る速度が遅いという結論が得られます。 したがって、この結果は仮説を実証するものです。

このテキストは 、 Openstax, Chemistry 2e, Section 1.1: The Scientific Method から引用したものです。