分子化合物は 2つ以上の非金属元素の原子が 共有結合を介して形成されます しかし 同じ元素が 異なる比率で結合し 異なる分子化合物が 生成されることがあります そのため 各分子化合物は それぞれの構成元素の 原子数に応じて異なる化学式と 体系的な命名法を用いて 記述されています 二元系分子化合物は 最初に周期表の左と下に位置し より金属的性質をもつ要素を 示すことによって表されます 続いて より非金属的な元素を示します 数値の添え字は各元素の 原子数を表します これらの二元系分子化合物は 最初の元素の原子数を示す ギリシャ語の接頭辞で始まり その後に元素名が 続く形式で命名されます 接頭辞「mono-は通常 最初の要素では省略されます 2番目のギリシャ語の接頭辞は 2番目の元素の原子数を表し 接尾辞 ide’で終わる 元素の基底名が続きます したがって 炭素と酸素の 2つの異なる分子化合物である CO2とC2Oは それぞれ カーボンジオキシド ジカーボンモノオキシドと 呼ばれています 酸は 水素を含む 分子化合物であり 水中で水素プラスイオンと アニオンに解離しますが 同様の命名法に従います 酸の式は 最初に水素を表し その後に非金属元素が続きます 酸は その構成元素によって 二元酸とオキシ酸に分類されます 二元酸は水素と 非金属で構成されています 命名法は hydro」に続き 非金属のベース名に続いて 接尾辞「ic」でで終わります 二元酸HF は ハイドロフロオ リックアシッドと示されます 一方 酸素酸には 水素および 非金属および酸素で構成される オキシアニオン を含んでいます オキシ酸名はオキシアニオンの 末尾の接尾辞によって異なります 末尾が「ate」で終わる オキシアニオンの場合 形はオキシアニオンの ベース名を使用し 続いて接尾辞「ic」を付け 最後に「acid」を付けます 水素イオンと酢酸イオンを 含むオキシ酸は アセティックアシッドと 呼ばれています オキシアニオンが ite」で終わる場合は オキシアニオンの基底名を使用し 接尾辞「ous」を付けて acid」で終わります 水素イオンと亜硫酸イオンを 含むオキシ酸は スルフォラスアシッドと 呼ばれます