生物の生存や繁殖に関わる出来事が その生命の歴史を作っています たとえ同じ生息地にいたとしても 種族ごとにその生命の歴史は変わります 例えば、カタツムリは短期間で成長し、その短い生涯の中で何千もの卵を作り、少しでも子孫を残そうとします これはR選択をした種族の例で、タイプ3の生存曲線を持っています 初期段階での死亡率が高く、大人になってからの生存率が高いことが特徴です 反対に、ホエザルはK選択の例で, 成長は遅く、長い生涯の中で少ない子孫を残します そして子孫が間違いなく生存できるよう 数年かけて子育てします この霊長類はタイプ1の生存曲線を持っており、初期段階では高い生存率を誇り、その後繁殖を何度か繰り返した後 死亡率が高くなっています 最後の生存曲線は、タイプ2です その生物の生存中、生存率と死亡率が 常に一定であるのが特徴です 例えば、ムササビは毎年 複数の子孫を作りますが、繁殖率はやがて下がっていきます 生命の歴史は部分的には遺伝で決まっているものの、環境や自然選択も大きな要因となっています