グレゴール・メンデルはエンドウ豆に対し,種子の形や色のように、2つの形質が異なる植物間での交配実験、ダイハイブリッド雑種交配も行いました。例えば、一方の親が丸い黄色の種子に対して ホモ接合優性であり、もう一方の親がしわのある緑色の種子に対して ホモ接合劣性である場合、F1世代のすべての植物はダイハイブリッドで 2つの形質に関してヘテロ接合であることになります。F1植物は両方の形質について優性表現型を示し、丸で黄色の種子を有します。自家受粉すると、その子孫であるF2世代は、丸で黄色の種子,丸で緑の種子,しわのある黄色の種子,しわのある緑色の種子が 9:3:3:1の比率となります。重要なことに、播種植物では 丸としわ,黄色と緑の関係は 両方とも3:1であり,これらの形質は独立,分離していることが示されており,相同染色体の無作為性があらわれています。