定義された量からの測定や 別個の物体の 直接のカウントは 正確な数を与えます 例えば 1ダースのバナナは 正確に12本です 同様にカートンに入ったリンゴも 直接数えることができます しかしそれ以外のタイプの測定は 正確ではなく 測定プロセスの制限のために 不確実性を伴います 5キロのレースに出場する ランナーを考えてみましょう 審判は 単純なアナログ時計と デジタル時計を使って ゴールタイムを記録します アナログ時計は 25分と30分の間を 指し示しているので 審判はフィニッシュタイムを 28分と推定します 一桁目の「2」だけが確実です 最後の一桁の「8」は 不正確であり 25分から30分の間である ことしかわかりません 一方 デジタル時計は 26.25分を表示しています 最初の3桁は完全に確実です 26.24から26.26の間で 変化する可能性があります しかし それは確実に 28分ではありません 実験室の設定では デジタル天びんは 最大6桁の読み取り値を 表示することができます 10.1241グラムという 測定値の場合 最初の 5 桁は確かですが 最後の桁は不確かで あることを示しています しかし デジタル天びんに 表示されている数字は すべて報告する ことになっています 対照的に アナログ計器を読む場合 最後の桁は 推定する必要があります 50ミリリットルの メスシリンダーは 1ミリリットルごとに 目盛りがあります 測定値の読み取りは メニスカス すなわち 目盛り付きシリンダー内の 液体の曲面上の最低点での 液体の量を 推定することに依存します メニスカスが 42と43の間にある場合 液体の量は 42ミリリットルより多いが 43ミリリットルより少ない事が わかります 測定は 2つのマークの間として 推定されるべきです 体積は 最も確からしい値を 0.1ミリリットル単位で 読み取る必要があります この場合 メニスカスは 43のマークのほうに近いので 数は42.8として 読み取られる可能性があります 最後の桁は不確かなので別の人は 体積を42.7または42.9と 推定するかもしれませんが 測定は常に最後の不確かな桁まで 報告する必要があります