真核生物では、ほとんどの遺伝子にエクソン、タンパク質をコード化する配列、またコード化されていない領域であるイントロンが 散在した配列が含まれています。RNAがはじめてDNAから転写されるときは、エクソンとイントロンの両方を含んでいます。RNAスプライシングはイントロンを除去して エクソンをつなぎます。これはスプライセオソーム、つまり小さなリボ核タンパク質 を含む、RNAスプライシングを触媒する 分子の集合体の 核内で 起こります。RNAおよびタンパク質の特異的複合体。まず、snRNPおよび他のタンパク質が、イントロンの2つの領域に結合します。1つは5’末端にあり、通常は配列G-Uで識別され、もう1つはAを含む配列を持ち 分岐点にあります。他のsnRNPは、分岐点のAと5’プライムスプライス部位間で RNAを切断し、ラリアットと呼ばれるループを形成する反応を起こす分岐点に 5’末端を持ってくるのを手助けします。次に、左のエクソンの3’プライム末端と 右のエクソンの5’プライム末端との間に 2番目の反応が起こります。これは通常イントロンの3’プライム末端にある 配列A〜Gで識別される3’プライムスプライス部位で 発生します。これにより、イントロンを含むラリアットおよび関連タンパク質が切り離され、エクソンが互いに付着したままになります。