厚い山の氷河や極地の氷床から採取されたアイスコアサンプルは、地球の気候変動に関する情報を明らかにします。氷の蓄積が季節的に停止すると、アイスコアに観測可能な層ができます。これらの層を利用して、最も低い層が最も古いという年代を確立できます。研究者は、氷とその中に閉じ込められた物質の特性(気泡、酸素と水素の同位体比など)を分析して、地球の古代の気候を復元できます。European Project for Ice Coring in Antarcticaでは、南極のアイスコアに閉じ込められた火山灰を分析し、完新世の火山の歴史を詳細に記録しました。この記録によると、完新世には96回の噴火があり、そのうち33回は過去2,000年の間に発生していることがわかりました。