化学反応とはある分子や化合物が 違う物質に変化する過程を言います つまり、元の物質である反応物質の原子同士の 化学結合が壊れ 新しい結合が生まれ、違う物質が生成されます 有機燃料の燃焼などの反応は 一方向で、逆行できませんが 反応物質を完全に使い切るまで 化学反応が続き、二酸化炭素と水を生成します こうした安定した物質は、お互いに反応し合って 別の反応物質を生成することはありません 他の反応、例えばアンモニアガスの生成では 二方向で、逆行が可能です 物質の分子がお互いに反応し合い 窒素と水素ガスという反応物質を生み出します こうした反応は同時に行われ 反応物質と生成物は 均等になるようになっています すべての化学反応では 反応物質の分子にある 全要素の原子の数は 生成された物質の中にある数と同じです 例えば、窒素ガスの1つの分子が 水素ガスの3つの分子と反応すると アンモニアの分子2つが生まれます つまり、合計で2つの窒素と 6つの水素があるのです